みなさま、こんにちは。WSUS サポート チームです。
本記事では、Windows Update が利用するプロキシ設定についてご紹介します。
Windows Update が利用するプロキシ設定については、以下の弊社技術文書に詳しく紹介をしておりますが、Windows 10 の環境では一部の動作に改善が加えられております。
– Windows Update クライアントが Windows Update Web サイトへの接続に使用するプロキシ サーバーを決定するしくみ
Windows 10 より前の OS では、Windows Update の自動更新ではシステムの WinHTTP のプロキシ設定が利用され、ユーザーが実行する Windows Update の手動更新では Internet Explorer から設定できるそのユーザーに紐づいたプロキシ設定が利用されていました。この仕組みについては、上記の公開情報に記載の通りです。
しかし、Windows 10 からは Windows Update の自動更新でも、ユーザーがログオンしていてそのユーザーに紐づいたプロキシ設定がある場合、ユーザーのプロキシ設定を利用するように変更を加えております。これは Windows Update を成功しやすくするための改善です。Windows 10 では 、自動更新の際に WinHTTP のプロキシ設定だけでなく、ログオンしているユーザーの設定から利用可能なプロキシ設定を利用する動作となります。