皆さま こんにちは。 マイクロソフトの香取です。
本日は WSUS 起動時のスナップインエラーの対処方法についてご紹介します。
WSUS 管理者様より WSUS 管理コンソール起動時にスナップインエラーが表示され、WSUS 管理コンソールが起動できなくなったとお問い合わせいただくことがあります。
調査の結果、あるレジストリ値が欠損している場合に、WSUS 管理コンソールが起動できなくなることがわかりました。
もし WSUS 管理コンソールが起動しない事象が発生した場合には、この手順でレジストリ欠損の有無をご確認ください。
※以下は WSUS 3.0 SP2 用の手順です。
【 事象 】
1. WSUS 管理コンソール起動時に以下のようなスナップインエラー (スナップインのエラーが MMC により検出されたので、スナップインがアンロードされます。) が表示されます。
[OK] ボタンをクリックします。
2. [OK] ボタンをクリックすると、”スナップインを初期化できません。” と表示されます。
3. WSUS 管理コンソールが正常に起動できません。
または、
WSUS 管理コンソール上に、以下のような CLSID 情報が表示され、正常に起動できません。
このような現象が発生した場合の、対処手順といたしましては以下の通りとなります。
【 対処手順 】
1. WSUS サーバーにて [管理者として実行] でレジストリを起動します。
2. 以下のキーを検索します。
HKLM\software\microsoft\mmc\SnapIns\FX:{8b6499ed-0241-e032-6508-da4b1c879d7e}
3. 値 Type が空になっていることを確認します。
4. 以下の情報をコピーし、貼り付けます。 (一行で入力します)
Microsoft.UpdateServices.UI.SnapIn.Common.SnapInManager, Microsoft.UpdateServices.UI.SnapIn, Version=3.1.6001.1, Culture=neutral, PublicKeyToken=31bf3856ad364e35
5. WSUS 管理コンソールが正常に起動できたことを確認します。