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WSUS からエクスポートしたカタログファイルが 0KB になる事象について

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************* 16/5/2013 Update ************* 

WSUS からエクスポートしたカタログファイルが 0KB になる事象 を解決するプログラムがリリースされております。

 詳細につきましては以下のサイトをご覧ください。

 WSUS からエクスポートしたカタログファイルが 0KB になる事象について - 続報
http://blogs.technet.com/b/jpwsus/archive/2013/05/16/wsus-cab-0kb.aspx

*******************************************

 

 

皆さま こんにちは。 マイクロソフトの香取です。

 

本日は WSUS サーバーからエクスポートしたカタログファイル (CAB ファイル) が 0 KB になる事象の原因 と その暫定回避方法についてご紹介します。

 

【 エクスポートしたカタログファイルが 0 KB になる事象の原因 】

WSUS サーバーの機能として、 wsusutil.exe コマンドを実行することによりカタログを親 WSUS よりエクスポートし、インターネットの接続が制限または制約されているネットワークに存在する 子 WSUS サーバーへカタログを手動でインポートできます。

 

作成されるこのカタログ ファイルは CAB ファイル形式の技術的な制約から、2 GB までとのサイズ制限があります。

 

また、WSUS サーバーは運用期間に比例して データベース内のカタログ データが蓄積、増大していく傾向があります。

WSUS サーバーは明示的にクリーンアップをしない限り、データベース内のカタログ情報が減少することは無いためです。

 

一方、 wsusutil.exe  によるエクスポート動作は、その時点でデータベースに存在する全ての更新プログラム情報を抽出し、カタログ ファイルとして出力します。

 

そのため、運用中のある時点で、出力結果が 2 GB の制限を超えることがあります。

この状態に至った場合、WSUS サーバーからカタログファイルをエクスポートしようとすると、エクスポートが失敗し、出力された CAB ファイルが 0 KB となる事象が発生します。

 

なお、この事象につきましては弊社として製品の問題として認識しており、対応方法について検討中です。

修正され次第、本ブログなども通じてお伝えしていく予定です。

 

 

WSUS 管理者様には本事象が発生した場合の暫定回避方法をご案内します。

 

 

【 暫定回避方法 】

3 つの回避方法をご紹介します。 いずれも暫定的な対処となりますが、運用に沿った回避方法をお試しください。

 

方針1: クリーンアップを実施する。

ウィザードで実施する場合:

[WSUS 管理コンソール ] - [オプション] - [サーバー クリーンアップ ウィザード]

- [不要な更新および更新のリビジョン] を定期的に実行する。

 

階層構造のWSUS レプリカ構成が存在する場合には以下のサイトを参照ください。

レプリカ構成では サーバー クリーンアップ ウィザード にご注意ください

http://blogs.technet.com/b/jpwsus/archive/2012/06/08/3502667.aspx

 

PowerShell で実施する場合:

以下のサイトを参照し、CompressUpdates と CleanupObsoleteUpdates を

実行します。適宜テストし、ご利用ください。

 

WSUS Cleanup (英語版)

http://gallery.technet.microsoft.com/ScriptCenter/fd39c7d4-05bb-4c2d-8a99-f92ca8d08218/

 

 

方針2: 更新プログラムの対象となる 「製品とクラス」 を減らす。

今後の同期対象を必要最小限に留める手法です。

既に過去に同期済みの更新プログラムのメタデータは削除されないまま残るため、方針 1 のクリーンアップと併せて実施ください。

 

 

方針3 : WSUS サーバーのデータベースを含めて再構築を行う。

方針 1 と 2 を実施した後にも現象が改善しない場合には、データベース内に格納されたカタログ情報を強制的に削減するため、WSUS サーバーをデータベースを含めて再構築する方法をご検討ください。

再構築を行う際には、同期対象に設定する更新プログラムのクラスや製品を精査し、最小限に設定してください。

再構築前と同じ量の更新プログラムを同期対象とした場合には、数日後同じだけのカタログ情報がデータベース内に格納され、同様の現象が発生する事が考えられます。

 


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