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[3 – 自動ダウンロードとインストールを通知] を選択していても、機能更新プログラムが自動インストールされてしまう問題

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みなさま、こんにちは。WSUS サポート チームです。

今回は Windows 10 バージョン 1703 以降の環境で、機能更新プログラムの配信時に以下のグループ ポリシーを設定しても、自動的にインストールまで進んでしまう問題について紹介します。問題の修正については、さらに開発部門から進展が得られた場合には、本ブログを更新する予定です。ご不便をおかけしますが、何卒ご了承賜りますようお願い申し上げます。

[コンピューターの構成] -> [管理用テンプレート] -> [Windows コンポーネント] -> [Windows Update]
-> [自動更新を構成する] を ”有効”、オプションにて [3 – 自動ダウンロードとインストールを通知] に指定

 

- 事象の概要

上記の設定を実施している場合でも、機能更新プログラムの配信時に Windows 10 バージョン 1703 以降の環境では、インストールまでが自動実行されてしまう問題が発生してしまいます。なお、この問題は月々リリースされている品質更新プログラムや、機能更新プログラム以外のその他の更新プログラムでは発生いたしません。

なお、本問題が発生した場合でも、再起動の時間はアクティブ時間によって制御されます。

 

- 対処方法

大変恐縮ながら、現時点で根本的な対処方法はありません。回避策として機能更新プログラムの配信時に以下のような設定を検討していただいております。

 

- 回避策 1 : 更新プログラムの検出処理までを自動実行させる

機能更新プログラムのインストール処理を、必ずユーザーが任意のタイミングで始められるようにしたい場合には、以下のグループ ポリシーを設定することで本問題を回避することが可能です。

[コンピューターの構成] -> [管理用テンプレート] -> [Windows コンポーネント] -> [Windows Update]
-> [自動更新を構成する] を ”有効”、オプションにて [2 – ダウンロードとインストールを通知] に指定

ただし、この回避策を実施した場合には、ユーザーが Windows Update を開始したタイミングで、機能更新プログラムのダウンロードから行われる挙動となるため、ダウンロードに長時間を要する可能性があるような環境では注意が必要です。

 

- 回避策 2 : 更新プログラムのインストールまでを自動実行し、再起動を任意のタイミングで実施する

機能更新プログラムの適用時には、そのほとんどの処理が再起動時に実行されます。このため、以下の設定でインストールまでを自動実行し、再起動の処理をユーザーがログインしている場合には実行しないようにすることで、可能な限り、ユーザーの任意のタイミングで再起動および再起動に伴う、機能更新プログラムの適用処理を実施させることが可能です。

[コンピューターの構成] -> [管理用テンプレート] -> [Windows コンポーネント] -> [Windows Update]
-> [スケジュールされた自動更新のインストールで、ログオンしているユーザーがいる場合には自動的に再起動しない] を "有効"
-> [自動更新を構成する] を ”有効”、オプションにて [4 – 自動ダウンロードしインストール日時を指定] に指定

この回避策の場合、更新プログラムのダウンロード、インストールはバックグラウンドで自動実行することが可能です。ただし、ユーザーがログインしていない場合には、再起動が自動実行される恐れがあるため、必ずユーザー任意のタイミングで機能更新プログラムの適用を行いたい場合には注意が必要です。

 


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