みなさま、こんにちは。WSUS サポート チームです。
今回は、Windows 10 の Windows Update 設定画面にある [更新プログラムのチェック] ボタンの無効化についてご紹介いたします。
Windows 10 において、手動で更新プログラムを取得したい場合、[設定] -> [更新とセキュリティ] -> [Windows Update] 画面を開き、[更新プログラムのチェック] ボタンをクリックすることで、即座に WSUS や Windows Update から更新プログラムを取得することができますが、社内の規定で「ユーザーが手動で更新プログラムの取得を行う操作を禁止したい」という運用をされたいというご要望もあるかと思います。
その場合は、次のグループ ポリシーを有効にすることで、[更新プログラムのチェック] ボタンをグレーアウトさせて、ボタンを無効化することができます。
[コンピューターの構成] -> [管理用テンプレート] -> [Windows コンポーネント] -> [Windows Update]
[Windows Update のすべての機能へのアクセスを削除する] : 有効
(対応するレジストリ値)
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate
SetDisableUXWUAccess (0 : 無効、1 : 有効)
また、ボタンがクリックできるように元の状態に戻す場合は当該ポリシーを「無効」にする必要がありますが、誠に恐縮ながら「無効」にしてもグレーアウトのまま反映されないという既知の不具合がございます。
この不具合につきましては、既に修正した更新プログラムがリリースされており、次のバージョンであれば「無効」にすることで、再びクリックできるようになります。
・Windows 10 1709 + KB4343893 以降の更新プログラム適用済み (16299.637~)
・Windows 10 1803 + KB4340917 以降の更新プログラム適用済み (17134.191~)
・Windows 10 1809
Windows 10 1607, 1703 など修正されていないバージョンの場合は、お手数をおかけいたしますが、当該グループ ポリシーを未構成にして、SetDisableUXWUAccess レジストリ値が削除されることで、ボタンがクリックできるようになります。
ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。